買う前に捨てる習慣を

家の中をすっきりさせたいと思ってやること。
ありがちな間違い順序。

お片付けの本や雑誌を買ってみる。
「こんな風にスッキリさせたい」とやる気満々。

100円ショップやホームセンターで収納用のカゴやボックスを買う。
ごちゃごちゃしていたものを収納グッズの中に収めて並べる。
何だか片付いた気分になる。

ただ物を詰め込んだだけで、物の数は減っていません。
詰め込まれた物たちは、使いたい時に見つけきれず、また新しい物を買ってしまうという負の連鎖が始まります。
先に物を選別して、要らない物を捨てる(使ってもらえる場所へ移動させる)ことが先決です。

先日、新しく倉庫をつくるという店舗に、お手伝いに伺いました。
商品を製造販売するための資材が多く、倉庫の増設を繰り返してきたようです。
今回も新たな倉庫をつくるにあたり、収納方法を知りたいとのことでした。

しかし。。。拝見したところ。

  • 「今は使っていないもの」
  • 「一年以上使う機会がなかったもの」
  • 「なぜここにあるのかわからないもの」

とにかく必要のないものがたくさんありました。

ディスプレイ用にと買った小物が、値札がついたまま奥に追いやられており、「こんなところに置いていたんだ」と照れ笑いされていました。

必要な時に見つからないので、また新たに購入する。
その繰り返しで、同じものが本当にたくさんありました。

結局、必要ない物を処分するという作業のお手伝いで、「これまでの倉庫で十分事足りる」ということがわかりました。

新しい倉庫の増設は中止になりました。

 

おうちのお片付けも同じです。
収納グッズを買う前に、まず要らない物を処分することから始めてください。
順序が逆になると、「片付けた気分」を2、3日味わえるだけで、根本的に物の数が変わっていないお部屋は、間違いなくまた散らかります。

片付いたお部屋をキープしたい方に、その方法をお伝えします。

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