声は音です。音は空気を振動させて相手に届けます。
ということは、空気が振動するぐらいのエネルギーで話す必要があります。
声の出し方をレッスンする時、
わかりやすくイメージできるように「声」を「ボール」に例えます。
一つ一つのフレーズを、ひと塊りのボールだとイメージしてください。
「こんにちは」のボール
「よろしくお願いします」のボール
「〇〇です」という自分の名前のボール などなど
そのボールを、話を届けたい相手の頭を越える程度の強さで
エイっと投げます。
相手の頭を越えるとなると、意外と大きな声を出さないと届きません。
ほとんどの人が、投げた声のボールは自分の目の前に落ちるか、
多少大きく出しても、相手の頭を越えることは少ないです。
やっと相手の頭を越える声が出ても、
必死で声を出しているので、怒鳴っているように聞こえたりします。
その時は、ボールの色をあたたかい色だと想像します。
オレンジやピンク、キラキラ光るラメを入れてもいいですね。
中心が固く、周りがふわっと柔らかい、あたたかい色の声のボールを投げます。
イメージするだけで声のトーンや大きさが変わるのを実感します。
話し上手になるためには、まず、エネルギーのある声が必要です。
空気が心地よく振動する声の出し方、試してみませんか。