91歳になる母の要望で、実家の片付けに行きました。

まずは、約5年前に整理した「旅立ちの引き出し」の中身を虫干ししたいとのこと。

衣装ケース1箱にまとめたのは、

亡くなった時に棺に入れてほしい物などです。

具体的には、

・旅立つ時の衣装(浴衣を下着代わりにして、お気に入りの着物をまとう。

その上に四国八十八か所を巡った時の装束をかける)

・記念イベントで毎回来ていた正装ドレス

・毎年受け取っていた孫からの年賀状(20年分ぐらい)

・御朱印帳 数珠など

大体こんな感じです。

 

入れっぱなしになっていたので、虫干しして防虫剤を入れ替えたかったようです。

本人の納得がいくように手伝いましたが、

着物や浴衣のシワにアイロンをかけてほしいと言われのには抵抗してしまいました。

 

次は、要らないものを捨ててスッキリしたいとのこと。

ぐちゃぐちゃになった引き出しの中を整理整頓しました。

 

しかし、スッキリしたいと言っておきながら

「これは要る?」と聞くと、ほとんどのものに「一応残しておいて」。。。

結局、喧嘩腰の口調になりながら少しずつ片付けました。

 

老親の家の片付けでは、イライラがつのるばかりで

心も体もへとへとになります。

そんな経験をされた方は本当にたくさんいらっしゃいます。

 

親子ともども、年齢を重ねれば重ねるほど、

気力と体力がどんどん必要になる「実家のお片付け」

少しでも親の体力があるうちから一緒に始めるのが得策です。

エネルギーがあるうちに、どうすればいいのかを知っておくことは大切ですね。